京都観光経営学講座

京都市×京都大学

修了者の声・論文

鳥居 達也
学びから見えてくるツーリズム産業の未来

今回のレポートでは、京都大学の先生方の最新の研究や業界のトップランナーの方々の講座などを参考に、2020年まで入洛する訪日外国人数と消費単価を推定し、拡大する訪日外国人拡大と京都市民の生活の質が両立し得るのかということを、その消費単価をベースに「質と量」の観点から考察した。

従来、観光ツーリズム関係者は長年の「経験」、「勘」、「業界の常識」、「ベンダーの動向」等、すぐれて直観に依存しながら経営を進めてきた感があり、そのため「モノづくり日本」から生まれた人材力、経営力、国策との連動性等、モノづくり産業界の「重厚な壁」に、長年残念ながら自らの主張を対抗することができなかったように思われる。昨今の訪日外国人が政府の中心施策として浮上する中で、この京都観光経営学講座においては、京都大学の先生方のサービス業に関する最新の研究からの知見や業界のトップランナー方々からの貴重な体験などを通して、インバウンド事業を含めたサービス産業を「理論・実践」の両面から多面的に捉え直すことができる機会を与えてくれいる。このような貴重なプログラムを我々社会人に広く提供している組織や教育機関はまだまだ少ない。

そして、一番の財産は、この講座へ参加した優秀で高いマインドを持った老若男女のメンバーとの出会である。年齢に関係なく,同じ場所で真摯に学ぶ姿は、なによりも自分自身にとって大いなる刺激となった。私自身、今後、様々インバウンド事業に携わる予定ですが、この京都経営観光学で学んだことを深め研鑽し、実践へと紡いで行く決意です。最後に、多忙な社会人のスケジュール管理をスムーズに進めていただいた先生方、学校関係者や事務局の方々にも深く感謝いたします。ありがとうございました。

論文:訪⽇外国⼈の⾏動分析と観光消費 「量と質」の観点から2020年京都訪⽇外国⼈観光消費推計からの考察(PDF 1Mb)

鳥居 達也(とりい たつや)
2016年度修了
㈱アラスカの風 取締役

修了者の声

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