「観光立国・日本 京都拠点」として、観光立国・日本に資する人材を京都から輩出するとともに、京都観光の発展に必要な担い手の育成を図るため、京都大学をはじめとする学識経験者や実務経験者などを講師に迎え、海外からの誘客を視野に入れた観光業界における戦略的経営の動機付けや論理・理論に関するセミナーを、京都大学と京都市の共同で実施します。

この講座もおかげさまで6年目を迎えますが、年々プログラムが充実してまいりました。門川市長や観光庁幹部の講義の他、コアになる科目には、以下のようなものがあります。

一昨年度からは、サービス経営やサービス産業事例分析などの選択科目も大幅に増えました。さらに一昨年度の改革のもうひとつの目玉は、演習による論文作成が加わったことです。履修者にとって、働きながらの調査や執筆は、時間のマネジメントが大変だったことでしょうが、提出されたものはどれも予想を超える立派な水準でした。

しかしこの講座が誇るべき財産は、履修者の皆様同士の連帯にあるのかもしれません。同期の方々の横の連携はもちろん、1期生から順に5期生まで、縦の交流も続いています。講師から学ぶのとはまた違った、実践的な学びや気づきを得られる場となっているようです。

皆様の参加をお待ちしております。

京都大学白眉センター特任教授
京都大学学際融合教育研究推進センター地域連携教育研究推進ユニット事務局長
高見茂

京都大学大学院　経営管理研究部　経営研究センター 特定准教授
前川 佳一