6月8日に堀川高校の井尻先生をお招きして、各班の企画書を検討いただきました。今後の各班の活動に向けて参考になるご指摘を数多く頂きました。
A班:京大の留学生と堀川高校の生徒での交流会・ディスカッションを企画しています。企画内容は以前より面白いものになりましたが、なぜ英語の活用をするのか、生徒にどういう能力を伸ばしてほしいかをはっきりさせてほしいとの指摘を受けました。また交流会まで1週間に迫り、この短い期間で高校生が準備できるディスカッションのテーマを考えることも課題となりました。
B班:堀川高校の生徒向けの主権者教育に関するワークショップを企画しています。主権者教育については現場の先生方が、どこまでの活動なら政治的中立性を保てるのかについて困惑が見られるという現状を教えていただきました。最終的に主権者教育を実施するのは先生であるため、先生向けにワークショップを開いてほしいと要望をいただきました。
C班:SNSの利用時における個人情報の取り扱いについての生徒の意識を高めるためのハンドブック作成を企画しており、そのために堀川高校の生徒にSNSの利用に関するアンケート調査を行なうことを検討しています。井尻先生からは主にアンケートの質問の様式、調査の対象についてアドバイスをいただきました。
D班:堀川高校の特徴的な実践である探究基礎で、課題設定に困難をかかえている生徒たちの参考になるようなリーフレットの作成を進めています。事前に制作した「問いの見つけ方・深め方」についてのリーフレット案を検討していただきました。「予想」や「仮説」などの堀川高校での語句の使い方と統一することや、読みやすさについて指摘をいただきました。
今年の学校論ゼミナールでは、最終成果物としてリーフレットだけでなく留学生との交流会やワークショップといった企画もあり、学生の活動が成果としてどのように結実するか楽しみです。
(文責:教育学部3回生 鎌田祥輝)