8月1日、京都大学において「高校生と大学生の探究成果ポスター発表会」が開催されました。各班が堀川高校のご協力の元、半期かけて準備し完成したポスターを、ご来場の方に発表いたしました。私たちの発表は、全国からお集まりの現役の先生方に多くお聞きいただくことができました。
各班、これまでの成果をご報告すると共に、たくさんの方からご意見をいただき、またディスカッションする機会をいただきました。研究の成果が、学校現場での実用的な側面からは机上の空論になりうることを痛感しました。また研究者として、先生方の「暗黙知」を、先行研究を踏まえて「形式知」へと変化させることの重要性を感じ、身が引き締まる思いです。
現場の先生方の「生の声」を聴き、研究への反省と今後の課題を見つめざるを得ません。 一般化できること、できないこと、そして一般化することによる負の側面を現場が感じたとき、理論と実践はどのように融合することが可能なのでしょうか。
半期に渡り、各テーマで文献調査からフィールドワークに至り、調査を続けて参りました。今回の発表会において、様々な先生方とお話しをする中で、「アクティブラーニング」「探究型授業」に対する熱意を感じると共に、その必然性からもたらされる逼迫、焦燥すら、たった2時間の場でひしひしと実感するに至りました。
今回頂いた機会を活かし、更なる考察を深めるため、研究を進めて行ければと思います。
(文責:教育学研究科修士1回生 平岡和樹)