学校論ゼミナール」3班(を代表して坂梨俊さん)は、担当する「ICT活用と情報モラル」について、現状把握の一環として6月30日(火)に京都市立堀川高等学校の1年生の1クラスにお邪魔してアンケート調査をおこないました。終礼の貴重な時間に20分を頂戴して実施しました。
このアンケートは、LINEの既読無視(スルー)について、生徒さんたちの率直な感覚を知ろうと作成したものです。
当初、記述箇所がたくさんあり回答に時間を要する内容だったものを、6月10日(水)のゼミにおいでくださった堀川高校の飯澤功先生、指導教員の西岡加名恵准教授、教育方法学講座の院生のアドバイスによって調整しました。LINE画面のかわいいイラストを取り入れ、記述箇所を絞り、より高校生が取り組みやすくかつ調査したい要点を押さえたアンケートに改善しました。
当日の様子を担当の坂梨さんがリポートしてくれていますので、以下にご紹介します。
「火曜日は雨が降っており、湿度も大変高くジメジメした一日でしたが、アンケートを配布したクラスは一年生のクラスであったこともあり教室の中は活気に満ち溢れていました。私が教室に入ると「京大生や!」という元気な声も聞こえましたが、アンケートの説明を始めると皆真剣な眼差しで話を聞いてくれました。生徒たちはもっと堅苦しいアンケートを想像していたのか、LINEという身近なツールに関するアンケートであると知ると表情がほころび、興味を抱いてくれたように感じました。アンケートを配布すると生徒たちはまた真剣に回答を始め、多くの生徒が自由記述の欄まできちんと埋めてくれました。最後に担任の先生の要望により、私がこのアンケートを実施した狙いを説明すると何故か教室から拍手が起こり、終始和やかな中で教室を後にすることが出来ました。これは担任の先生や飯澤先生の協力があってのものでした。」
このアンケート結果をもとに分析し、具体的な成果物作成へと繋げていきます。お忙しい中、ご協力くださった先生方、生徒さんたちに感謝し、何らかの形でご恩がえしができるようにがんばります!!
(文責:教育学研究科修士課程1回生 坂下直子)