京都大学の歴史と、京都の関係を考えてほしい
京都大学の歴史は、京都と切っても切れない関係にあります。
戦後、京大に包括された第三高等学校(三高、旧名第三高等中学校)が、1889年に大阪から京都に移転してきたのには京都側の積極的な誘致がありました。
その8年後の1897年に京大が日本で2番目の大学として設置されたのも、その背景に高等教育機関の普及に積極的だった京都の姿勢があったことは間違いありません。また、湯川秀樹や朝永振一郎をはじめ多くの著名な研究者が京都に育ち、三高・京大を経て学界で偉大な業績を残しました。現在に続く京大の「自由の学風」も京都という土地を抜きにしては考えられません。
こうした京大と京都の関係について、考えてもらいたいと思っています。